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その世界は嘗て一つの強大な帝国の支配下にあった。
優れた工学技術を誇る機械帝国
その頂点に立つは機械皇帝ツァード・レィシャド7世。
皇帝は数多の権力者達が夢想に夢想を重ねた不老長寿の願望を、
自らの肉体を機械へと置き換えることによって実現した。
帝国の支配は一つの大陸に留まらず、
世界中の国々をその勢力下に置いていた。
逆らう者は圧倒的な威力を持つ地殻破壊兵器によって、
文字通り根こそぎ壊滅されていった。
この帝国の切り札というべき兵器と、
鋼の身体持つ機械皇帝の存在は、
帝国の永遠の栄華を約束するかのように思われた。
しかし、変革は訪れる。
反逆の意志ある者達を震撼させる地殻破壊兵器の発動が、
皮肉にもその契機となった。
主大陸の地層遥か奥深く、
揺り起こされて露になったその断層から、
意志と精神を糧として想像を具現化させる奇跡の石が見出された。
石はシャンリィシーと名づけられ、
具現化を果たす力を身につけた者をイマジネイターと呼んだ。
人々はこの希望の力を持って帝国の圧政に反抗した。
後の世に、この戦いは世界解放大戦として記録される。
大戦の末期には、ありとあらゆる地図を書換えねばならぬほど、
世界の地形は変わり果てていた。
そしてそれは、主大陸帝国の中枢・帝都マキナも例外ではなかった。
機械皇帝の最期と共に帝国全土は崩壊した。
多くの犠牲と破壊を代償として、
世界は己が自由を取り戻したのだった。
使用素材配布元:LittleEden