2nd　Ｅｐｉｓｏｄｅ　-Trigger-

1ある帰り道：

　私が言いながら指でコースをなぞってみせると、彼女は心底嫌そうに眉を潜め、独り言を言った。

　

2打診：

　着いてから５分としないうちに新たな人物が扉を開ける音がした。

　

3公園にて：

　二人は何やらワケありな会話を我々の目の前でやっている。

　

4こんな関係（前）：

　「それにしても驚いたわ。さっき、要と一緒にいたの、あなたでしょう？」

　

5こんな関係（後）：

　私が言葉尻を捕らえて言うと、沙霧は顔をこわばらせてこっちを睨んできた。

　

6模擬試験会場：

　しかし、西階段のあたりは、悪趣味なパニック映画さながらに混乱していた。

　

7間一髪：

　諦めの極地になったせいか、頭の中には早くもお経が流れ込んできた。

　

8警戒区域：

　周りの者が入り込めない冷たい空気が、二人の間に渦巻いている。

　

　

　

　

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